海外で「だまされた」「ぼったくられた」などをよく聞きます。実際に被害にあった人もいると思いますが、その代表例でよく聞くのが”日本のお金見せて詐欺”です。
お金を見せたらお札を抜き取られていた・・・という話ですが、正直、「目の前で抜き取られるとかありえないでしょ(笑)」と思っていました。実際に目撃するまでは・・・。
photo credit: CarbonNYC [in SF!] via photopin cc
カタール・シーブ国際空港での出来事
シーブ国際空港のレストランで食事を終え、搭乗まで時間があったのでぶらついた時の話。
席に座っていたアラブ系の中年男性が私の友人に「日本のお金を見せて!」と話しかけてきました。
友人は”日本のお金見せて詐欺”のことを当然知っていましたが、フレンドリーに話しかけられたので財布から日本のお金を出して見せてあげました。
すると、その男も自身の財布を取り出して見せてきました。
その中には日本円も含め複数国の紙幣が入っています。(この時点で怪しかった。)
そして、友人から一万円札を取り上げ、その男の財布に入っていた一万円札と見比べ、「これ同じだよね?」というようなことを言ってきました。
友人はフレンドリーに相手をしながらも男の手にある自分の一万円札を凝視。
その後、LINEの連絡先を聞かれたので教えてあげたりして(お金ももちろん返してもらって)男と別れました。
そして、飛行機に乗ってオマーンに移動後、財布を開いた友人はお金が足りないことに気づきます。
7万円持っていたはずが3万円しかないのです。
あれほど注意して凝視していたはずなのに4万円抜き取られていたのでした。
相手はプロ、素人は見破れない
よくよくその時の事を聞いてみると、「今から奥さんがくる」と言って遠くを指さしてきたり、「5千円札もみせて」と自分の財布に視線を誘導されたりしたそうです。
目の前でこれほど見事にやってのけてしまわれると、逆に感心してしまいます。
ずっと注意して凝視していた・・と思っていたのに、振り返ってみると、注意をそらされていたかもしれない・・という部分が多々出てきます。
マジックと同じで、自分は絶対にだまされないと思っていても、いとも簡単にだまさてしまいました。
相手はプロで、自分たちは何も知らない素人だと思い知らされました出来事でした。
反省点
友人はかなりへこんでいました。今回、詐欺に合ってしまいましたが、反省すべき点がいくつかあります。
- 気軽にお金を見せないこと
- 馴れ馴れしい奴ほど気をつけること
- 大金を持ち歩かないこと
最低限の予防策としてこれくらいは気をつけていかないといけないですね。
現金ではなく、クレジットカードや国際キャッシュカードを使うようにすることも有効です。
以上、日本のお金みせて詐欺にあった話でした:^)
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